今回、モチベート・ミラーで紹介したいのは
ひすいこたろうさんとSHOUGENさんが出された本
「今日、誰のために生きる?
アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語」
という本です。
本の帯にはこう書いてあります
『効率よく生きたいのなら、生まれてすぐ死ねばいい』
なんとも過激なキャッチコピーですよね(笑
本の内容は、アフリカにある、幸せがずっと続く村、ブンジュ村。
約200人が住む小さな村に、アフリカのペンキアート「ティンガティンガ」を学びに
行ったSHOUGENさんが、この村と出会い、村人と共に生活し、生きる喜びを知っていく物語。
そしてこの幸せをずっと続けていく秘訣を、ブンジュ村の村長さんは日本人から教わったという
とても不思議な話です。
そして、この本を読み終えた後、本当の幸せとはなんだろう?と「ものの見方」「考え方」が
変わると同時に、自分の体の中に流れる日本人としての血、遺伝子が呼び起こされる気分に
なります。
この本の中でブンジュ村の教えが30のエピソードとして紹介されています。
どのエピソードも難しい言葉では語られておらず、シンプルかつストレートで分かりやすく
温かい言葉でした。
全てのエピソードが素晴らしいのですが、その中でも
私が特に響いたのはエピソード12・13で出てくる
「失敗」についての話です。
失敗を隠そうとしたSHOUGENさんに村の大人がいいます。
「失敗しても誰も責めないから。だから子供の前で失敗を隠すのはやめてね。
失敗する大人を見るから、子供は安心して未来が描けるんじゃないの?」
また、村長さんもSHOUGENさんにこんなことをいいます。
「挑戦するということは、新しい自分に会えるという行為なんだよ。
挑戦には失敗がつきものだけど、いつか失敗のネタが尽きる時が来る。
失敗が満員御礼になる時が来る。そうしたら成功するしかないんだ」
失敗=悪いこと…いつからこの方程式が私の頭に叩き込まれたのだろう…
そんな事をふと思いました。
失敗を恐れるあまり、挑戦することも諦めてしまう。
私自身も昔、イベントでカフェを出そうか迷っていた時
幼馴染に相談をしました。すると彼が言いました。
「Amyはさっきから聞いてると、自分はやりたいと言いながら同時にやれない理由を
たくさん言ってるよね。
それってやって失敗する自分を見たくないから、やりたかったけど仕方なく諦めた。
でもやっていたら成功してたかも…っ成功できたかもの自分の可能性を残しておきたいだけの
言い訳にしか聞こえてこないんだけど(苦笑)」
その言葉はまさに100tハンマーで頭を叩かれたくらいの衝撃でした(笑)
そうか…私はまだ始めてもない事で失敗する自分を想像して守りに入っていたんだ
と、幼馴染の言葉で気づかされたのです。
やる前から、失敗した自分を想像して言い訳してる自分に恥ずかしくなり
その後勇気を出してイベントに参加しました。結果はどうだったか?
イベントだけで言えば失敗のオンパレードでした。(笑)
でも失敗したからこそ学べたことがたくさんありました。
失敗の内容が分かり、その原因を考え、次回の対処策を導き出すことができました。
失敗は新しい自分の引き出しとなったのです。
また挑戦したことによって、見えていなかった課題点なども知ることができたし
何より楽しめた事!これは挑戦したからこそ得た成果です。
自分が親になり子供についつい先回り的な言葉をかけてしまいます。
それはなぜか…やはり失敗を悪い事だと捉えている自分がまだいるからです
『失敗=新しい自分との出会い』
子供には失敗を恐れず、挑戦する事を選べる人間になって欲しい…
その為にもまずは自分がその選択が常にできるようにならなくてはと
この本を読んであらためて思いました。
きっと皆さんにも、心に響く言葉がたくさんこの本から見つけられると思います。
お勧めの1冊です。良かったら読んでみてください。